肌ケア

にきびという症状の名前はいつからつけられたの?

私たちは顔などに吹き出物のような凹凸ができると、にきびができたと表現する人がほとんどでしょう。
にきびは皮膚の炎症疾患のことを指します。

薬局などのニキビケアの商品をいると、にきびにもいろんな種類があることがよくわかります。
思春期にきび、大人にきびなどの年齢によるものと、白にきび、赤にきび、黒にきびといった症状に応じて名づけられたものもあります。
これらのにきびは医学用語で、尋常性ざ瘡やざ瘡といわれています。

私たちは普段、にきびができたとしても皮膚科に通う人はまだ少ないです。
そのため医薬用語でにきびのことを聞く機会がほとんどありません。
そのため、病状を言われてもピンとこない人が多いでしょう。

その反面にきびは多くの人に症状と病名が一致しているため、使用されることが多いです。
ただし顔にできる吹きでもがすべてにきびだと思っている人が多いでしょう。
しかし本来はにきびというと、青年の顔にできた吹き出物のことを指します。
なのでそれ以外のものは、吹き出物と呼ぶのが正しいようです。

そこで今多くの人に浸透しているにきびとは、いつ頃から使われているのでしょうか。
それはいつ誰によっていわれたのかはっきりしていないのが現状です。
にきびという言葉の起源にもいろんな説があります。

にきびはできてしまうと、赤くはれ上がってしまいます。
その様子が、キビの実が熟して赤くなった状態とよく似ているといわれています。
その似ていることから、赤を表す丹といい、キビの実のきびをあわせて、にきびと呼ぶようになるという説もあります。
そのほかには、肉黍のにくきびということばが変形して、にきびという言葉になったともいわれています。
江戸時代の川柳にはもうすでににきびという言葉が使用されていることから、にきびは昔から定着している言葉ともいえます。

はっきりした名前の由来はありませんが、医学的な名称が複雑なため一般的に認識されにくいというデメリットがあります。
なのでよりにきびという別名が、一般的に広まったといえます。

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